「無垢の木」ってなんですか? ❶

無垢の木というのは、森に生えている木を、切り出し、製材したもの、つまり、そのままの木のことです。 これだけだと、「じゃあ、みんな無垢の木じゃない?」ですね。

家具には、無垢の木の家具と、フラッシュの家具というのがあるのです。(細かく話すともっと色々種類 はあるのですが、今回は、この二つに分けて話します。)
フラッシュというのは、家具の材料の構造のことを言います。 フラッシュ構造は、本物のきれいな木をシート状にした突板(木を0.2-0.6mmに薄くスライスしたもの) でくるんであり、中の芯は本物の木でないもの、もしくは安い木で作られているものです。 今の家具は、ほとんどがフラッシュの家具です。 安くでき、しかも綺麗な木の風合いで作ることができるからです。突板でくるまれたものは、見た目は、 ほぼ無垢の木と遜色ないです。ただ持ってみると軽い、傷がついたときなどは下地が出てきたりします。

無垢の木は、中まで本物の木なので、大きいものや、珍しい種類、きれいな肌目の木は、たくさんある わけではないので、貴重なものとなり、どうしても高くなってしまいます。

しかし、無垢の木の家具なら、傷がついたら削って、と手入れをすれば、ほぼ永久的に使えます。 服と一緒で、高くても気に入ったものをずっと着るか、安いものをシーズンもしくは流行で買い換えるか ですね。
家具は服と比べると、もともと単価が張るし、なかなか買い換えるわけにもいかない。それなら、やはり 少し高くても長く使えるものを選ぶほうが良いのかなと思います。 少し高いところ(ちゃんとしたメーカー)では、購入後のメンテナンスもしっかりしているのも、おすす めのひとつの理由です。

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