台風が太平洋を行ったり来たりしていますね。
「台風と木」って一見関係ないことのように思いますが、実はあるんです。
よく聞いたり、見たりするのは、強風で木が倒れたり、土砂崩れで根こそぎ流されたりしているものですかね。
本題はタイトルにもなっているように屋久杉です。
屋久島ってどこにあるか分かりますか?沖縄に近い鹿児島県です。この時期になると台風が発生して通り道になるあたりなのです。
屋久杉が他の地域の杉と、明らかに違う理由の一つです。
雨が多い高温多湿な気候から腐るのを守るため、木自身が持つ油、樹脂が、他の杉より5,6倍多く含まれています。普通の杉に比べ長生きなのはこのためです。
そして、花崗岩でできた屋久島は、栄養が少ない土壌のため、木の生長が遅くなるのです。そうすると、木目がつまって細かくなります。
屋久杉は、30年ほど前から伐採が禁止されていますが、今も出回っているのは「土埋木」と言われる、伐採が禁止される前に切り出したものか、台風で倒れてしまったものだそうです。(今はその木もほぼない状態だそう。。。)
樹齢が2000年以上の屋久杉には、神様が宿ると言われているそうです。
一度は、霧の森に佇む屋久杉を見に、屋久島を訪れてみたいものです。