2月のワークショップ「おはしを作る!」

おはし作りを通して、伝えたいことがあり、2月のワークショップに決まりました。

今や、コンビ二ではタダでもらえ、100円均一店でも売っている「おはし」

とても身近な「おはし」

ゴハンを食べるときには、無くてはならないモノですね。

あまりにも身近すぎて、粗末に扱ったり、隅に追いやられたりしていませんか。

でも、おはしを作るためには、森の木を伐って(いただき)、製材して、あの形に、削ったり、また切ったり…..と、たくさんの人の手による工程を経て、皆様の手元に辿り着くのです。

これは「おはし」に限ったことではないですよね、私たちのまわりに溢れるモノたちは、みんな、何かを犠牲にしたり、人の手を借りたりしています。

今回、使用する木は山武杉です。先ほど「いただく」と表現しましたが、森の木は、伐らなすぎても(そのまま放置する)弱ってしまいます。昨今のスギ花粉の蔓延は、戦後の復興のため、人の手で植えられた杉が、安い外材の流入、それに伴う林業などの衰退により、手入れをされなくなってしまったことも原因です。杉も、日の当たらないところで、必死に子孫を残そうと、花粉を作るのです。ですから、国産の木を使うことは「人間と木」お互いのためなのですね。

自分で削ってみて、加工する大変さや、木に触れ、想う時間になったら良いな、と思います。モノを大切にする心、モノの先にあることを知る、一歩になりますように。

 

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